ロードバイクの種類と初心者におすすめモデル

ロードバイクを楽しむ ロードバイク
ロードバイクを楽しむ

ロードバイクは、スピードや効率性に特化した、基本的には舗装路を駆け抜けるための自転車です。その美しさと乗ったときに味わえる高揚感から、多くのサイクリストに愛されています。

ロードバイクには、数多くの種類があります。

その中でも代表的なのが、ロードレーサー、エンデュランスロードバイク、グラベルロードバイク、トライアスロンバイク、シクロクロスバイクなどです。

本記事では、それぞれの特徴やおすすめの用途、選び方などを詳しく解説します。自分に合ったロードバイクを選び、快適なサイクリングを楽しむための参考にしてください。

ロードレーサー

ロードレーサーは、スピードを追求するために作られた競技用自転車です。レースやトレーニングなど、スピードを求める人に最適な自転車として、世界中で人気があります。

一般的に、ロードレーサーは軽量で剛性が高いフレームを持ちます。ハンドルポジションが低く、風を受けにくいフォルムが特徴的で、高速走行に適しています。

フレーム素材には、アルミニウム、カーボン、チタン、スチールなどが使われており、最近ではカーボンが最も一般的です。カーボンフレームは、軽量で剛性が高く、振動吸収性が良いため、高速走行に適しています。

また、ロードレーサーは、ペダリング効率を高めるために、クランクセットが大きく、ギア比が高めに設定されています。ブレーキは、一般的に、キャリパーブレーキ、ディスクブレーキのどちらかが使われますが、近年ではディスクブレーキが主流となっています。

競技用自転車であるロードレーサーは、高速走行を求める人に最適な自転車ですが、フレームの剛性が高いため、疲れやすいことも否めません。そのため、競技志向のない方が、乗り心地が良い自転車を求める場合は、エンデュランスロードバイクなど他の種類を検討することも必要です。

初心者におすすめロードレーサー

ロードレーサーは、スピードを追求したロードバイクですが、初心者でも手軽に楽しめるものがあります。初心者でも扱いやすく、おすすめのロードレーサーのモデルをいくつか紹介します。

MERIDA SCULTURA DISC 400

MERIDA SCULTURA DISC 400

MERIDA SCULTURA DISC 400 は、初心者にも扱いやすいエントリーモデルのロードレーサーです。ディスクブレーキ用フルカーボンフォークに、アルミフレームを採用し、安定感のある走行が特徴です。MERIDA本社工場製のトリプルバテッドアルミフレームに、Shimano 105ディスクブレーキを組み合わせた軽量アルミオールラウンダー。ハンドルやステムなどにMERIDA製パーツを採用しトータルでのコストパフォーマンスに優れたモデルです。メーカーリンク>>

Trek Emonda ALR 5

Trek Emonda ALR 5

Trek Emonda ALR 5は、カーボンフレームのようなスマートな見た目とハンドリング性を実現したアルミロードレーサーです。これに、信頼性の高いShimano 105 ドライブトレインとどんな天候でも確実に止まれる油圧ディスクブレーキを組み合わせ、グループライドやレースで輝く走りを実現。初心者から上級者まで幅広く使われており、コスパの高いモデルとして人気があります。メーカーリンク>>

SPECIALIZED TARMAC SL6 SPORT

SPECIALIZED TARMAC SL6 SPORT

Specialized TARMAC SL6 SPORTは、軽量かつ剛性の高いフレーム、パフォーマンス重視のShimano 105コンポーネント、スムーズな乗り心地で、ロードレースにも長距離ライドにも対応できるオールラウンドな性能を備えています。軽量で剛性が高いフレームやパフォーマンス重視のコンポーネントに加え、快適な乗り心地や空力学的なデザインなど、多彩な要素が組み合わさった人気のモデルです。メーカーリンク>>

cervelo SOLOIST R7020 105

cervelo SOLOIST R7020 105

cervelo SOLOIST R7020 105は、アマチュアレーサーのために設計されたロードレーサーで、初心者にも扱いやすいモデルです。軽量化とエアロダイナミクス性能のバランスがとれています。カーボンフレームを採用しており、剛性が高く、スピード感のある走行ができます。また、ディスクブレーキを採用しているため、安全性にも優れています。メーカーリンク>>

以上が、初心者におすすめのロードレーサーの代表的なモデルです。自分のライディングスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。また、ロードレーサーは速度が出やすいため、安全性にも十分に配慮し、ライディングを楽しみましょう。

エンデュランスロードバイク

エンデュランスロードバイクは、長距離を走るために作られた、コンフォート性に重点がおかれた自転車です。

乗り心地が良く、長時間のライドに適しているため、ツーリングやロングライドにも向いており、フィットネスや健康維持のためにも最適な自転車です。また、レース用ではなく、ライドを楽しむための自転車としても人気が高まっています。

エンデュランスロードバイクは、フレームが軽量でありながら、振動吸収性に優れています。フレームの形状は、一般的なロードバイクに比べ、ハンドルポジションが高めで、タイヤ幅もやや太めに設定されているのが特徴的です。また、ブレーキもディスクブレーキを採用したものが多く、安定性が高く、雨天時にも安心して走行できます。

また、タイヤやサドル、ハンドルなど、ライド中の疲れを軽減するための配慮がされています。また、フィッティングでポジションを調整することで、より自分の体型に合わせた最適なポジションで走行することができます。

初心者におすすめエンデュランスロードバイク

エンデュランスロードバイクは、初心者から上級者まで、幅広い層に人気のある種類のロードバイクです。初めての自転車選びで悩んでいる方にもおすすめできる、エンデュランスロードバイクの人気モデルをいくつか紹介します。

GIANT CONTEND AR 2

GIANT CONTEND AR 2

GIANT CONTEND AR 2は、エントリーモデルとしても人気があるオールラウンドなロードバイクです。アルミフレームを採用し、安定感のある走行が特徴です。ブレーキにはディスクブレーキを採用しており、制動力が高いため安全性が高いと評判です。メーカーリンク>>

Trek Domane AL 3

Trek Domane AL 3

Trek Domane AL 3は、カーボンフレームと比べるとコストパフォーマンスに優れているモデルです。カーボンフレームに比べるとやや重いものの、エンデュランスロードバイクの中では軽量な部類に入ります。ロングライドを快適に走行するためのフレーム設計とパーツ構成。乗り心地に優れ、初心者から上級者まで、幅広い層に支持されています。メーカーリンク>>

Cannondale Synapse 3

Cannondale Synapse 3

Cannondale Synapse 3は、軽量スマートフォームC2アロイフレーム&フルカーボンフォークを搭載したエンデュランスロードバイクです。リアトライアングルにフレックスゾーンを組み込み、重量を増すこともなく、快適性を向上。振動吸収性に優れています。無理のないライディングポジション、安定したハンドリング、ペダルに伝わるパワーを余すところなく推進力へとかえる反応性。すべてのライドを思いのままに、より多くのシーンで楽しむことのできる、初心者から上級者まで、幅広い層に支持されるモデルです。メーカーリンク>>

以上が、初心者におすすめのエンデュランスロードバイクの代表的なモデルです。各自転車メーカーによって異なる特長や値段などがあるため、自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。

グラベルロードバイク

グラベルロードバイクは、舗装路や未舗装路を走ることができる、万能型の自転車です。太めのタイヤと振動吸収性の高いフレームが特徴で、オフロードでも快適に走行できます。

グラベルロードバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの中間のような形状をしており、タイヤ幅は通常28mmから50mm程度となっています。また、フレーム素材はアルミニウム、カーボン、チタン、スチールなどが使用されており、振動吸収性に優れた素材が採用されることが多いです。

グラベルロードバイクは、荒れた未舗装路でも安定して走行できるよう、ディスクブレーキを採用することが一般的です。また、太いタイヤを装着するため、グリップ力が高く、不安定な路面でも安心して走行できます。フレームの形状は、ロードバイクに近い形状をしており、スピードを出すことができます。

グラベルロードバイクは、オフロード走行に適した自転車ですが、ロードバイクに比べ、乗り心地が良いため、長時間のライドにも適しています。また、アウトドアアクティビティやキャンプツーリングなど、多様なアクティビティにも活用できます。さらに、グラベルロードバイクは、多様なパーツを装着することができ、自分好みのカスタマイズを行うことができます。

近年では、グラベルロードバイクレースも開催され、その人気が高まっています。グラベルロードバイクは、多様な用途に適した自転車として、幅広い層に愛されています。

初心者におすすめグラベルロードバイク

グラベルロードバイクは、舗装路から未舗装路まで、あらゆる路面に対応できる汎用性の高いロードバイクとして人気があります。初心者でも楽しめるおすすめのグラベルロードバイクのモデルをいくつか紹介します。

Trek Checkpoint AL 5

Trek Checkpoint AL 5

Trek Checkpoint AL 5は、コストパフォーマンスに優れたグラベルロードバイクの代表格です。アルミフレームを採用し、耐久性に優れています。また、太めのタイヤを装着することができるため、未舗装路でも安定した走行が可能です。オフロードなど走る場所を選ばず自転車で冒険を楽しみたい。でもパーツなどに妥協せずにより良いもの、万能性、耐久性などこだわりつつコストパフォーマンスに優れたものを欲しい方に最適です。メーカーリンク>>

GIANT REVOLT 2

GIANT REVOLT 2

GIANT REVOLT 2は、初心者にも扱いやすいグラベルロードバイクのモデルです。アルミフレームを採用し、軽量でコンパクトな設計となっています。また、太めのタイヤを使用することで、舗装路から未舗装路まで快適な走行が可能です。リアセンター長を2段階で調節可能な「FLIP CHIP」システムで、最大53mmまでのタイヤ幅に対応。短い設定では加速性とクイックなハンドリングを、長い設定では荒れた路面での安定性を実現したバイクです。メーカーリンク>>

Cannondale Topstone 2

Cannondale Topstone 2

Cannondale Topstone 2は、初心者向けのグラベルロードバイクとして人気があります。アルミフレームを採用し、軽量かつ丈夫な設計となっています。太めのタイヤを使用することで、未舗装路でも快適に走行することができます。「手軽にグラベルライディングをしてみたい!」そんなあなたにピッタリの1台です。メーカーリンク>>

以上が、初心者におすすめのグラベルロードバイクの代表的なモデルです。自分のライディングスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。また、グラベルロードバイクには、太めのタイヤを使用することができるため、ライディングに応じてタイヤを変えることで、より快適な走行が可能となります。

トライアスロンバイク

トライアスロンバイクは、文字通りトライアスロン競技用の自転車です。空気抵抗を最小限に抑えるための工夫がされています。低いハンドルポジション、適度なリーチなどです。
フレーム素材は、アルミニウム、カーボンが一般的で、軽量で剛性が高い素材が使用されます。

トライアスロンバイクは、一般的なロードバイクと異なり、エアロバーを装着することができます。エアロバーは、乗車姿勢をよりフラットにし、空気抵抗をさらに低減させることができます。

トライアスロンバイクは、競技用の自転車であるため、高速走行が可能で、レースやトレーニングに最適です。しかし、ロードバイクに比べ、乗り心地が悪く、長時間のライドには向いていません。また、ハンドルポジションが低いため、視野が狭く、交通状況を確認することが難しくなるため、安全面にも注意が必要です。

初心者におすすめトライアスロンバイク

トライアスロンバイクは、スピードを追求する競技に向けて開発されたロードバイクです。初心者でも扱いやすく、おすすめのトライアスロンバイクのモデルをいくつか紹介します。

Felt B14

Felt B14

Felt B14は、コストパフォーマンスに優れたモデルのひとつで、初心者向けにもおすすめです。カーボンフレームを採用し、スピード感のある走行が可能です。また、エアロダイナミクス性能にも優れています。メーカーリンク>>

Cervelo P Disc R7020 105

Cervelo P Disc R7020 105 はトライアスロン用に開発された高性能なロードバイクです。空力学的なデザインが特徴で、高速走行時の空気抵抗を最小限に抑えることができます。フレームは、Cerveloが独自に開発したカーボンファイバー「Cervelo Carbon」を使用しており、高い剛性と耐久性を実現しています。また、トライアスロンバイクならではのポジションを取ることができるように、コンポーネントが調整されています。メーカーリンク>>

Specialized Shiv

Specialized Shiv

Specialized Shivは、トライアスロン用に設計された高性能なロードバイクで、空力学的な形状が特徴です。フレームには、FACTカーボンを採用しており、高い剛性と軽量性を兼ね備えています。さらに、ライダーの体格に合わせてライディングポジションを調整することができることが特徴の一つです。また、コンポーネントにはShimano Ultegra Di2が採用されており、高速かつ正確なシフトチェンジが可能です。スピードを追求するトライアスロンレーサーにおすすめの自転車です。メーカーリンク>>

以上が、初心者におすすめのトライアスロンバイクの代表的なモデルです。自分のライディングスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。また、トライアスロンバイクは、スピードを追求する競技に向けて開発されたものであるため、安全性にも十分に配慮し、ライディングを楽しみましょう。

シクロクロスバイク

シクロクロスバイクは、オフロードで行われるシクロクロス競技用の自転車で、ロードバイクとマウンテンバイクを組み合わせたような特徴的な形状をしています。芝や泥、障害物などを、漕いだり担いだりしながら走破することを目的とした競技です。

シクロクロスバイクは、マウンテンバイクに比べ、スピード性能に優れており、ロードバイクに比べ、不整地を走行することができます。フレーム素材には、アルミニウム、カーボン、スチールなどが使用されており、振動吸収性に優れた素材が採用されることが多いです。

シクロクロスバイクは、ロードバイクに近い形状をしており、軽量で剛性が高いフレームを持っています。タイヤは、幅が33mm以下の太さが規定となっており、グリップ力が高く、悪路を走破するためのタイヤが採用されます。ブレーキは、ディスクブレーキが一般的で、安定した制動力を発揮します。

シクロクロスバイクは、ロードバイクやマウンテンバイクと比べ、多様なシーンで活躍することができます。荒れた路面を走破するため、幅広いライディングスキルを持った人にとって、最適な自転車といえるでしょう。

初心者におすすめシクロクロスバイク

シクロクロスバイクは、オフロード走行を楽しむためのロードバイクで、初心者でも手軽に楽しめるものがあります。初心者でも扱いやすく、おすすめのシクロクロスバイクのモデルをいくつか紹介します。

MERIDA MISSION CX 400

MERIDA MISSION CX 400

MERIDA MISSION CX 400 は長い歴史を持つMERIDAのアルミフレーム製造技術を投入した最新鋭フレームに新型Shimano 105を装備する事で、シクロクロスレースだけでなく、グラベル用途やコミューティングにも似合う多目的シクロクロスバイクです。メーカーリンク>>

CANYON Inflite CF SL 6

CANYON Inflite CF SL 6

CANYON Inflite CF SL 6 はCanyonのシクロクロス用カーボンバイクシリーズのエントリーモデルです。ハイエンドのInflite CF SLXのフレームと同じ高レベルな機能とスペックが比較的安価で手に入れることができます。メーカーリンク>>

Cannondale SuperSix EVO

Cannondale SuperSix EVO

Cannondale SuperSix EVOは、短いチェーンステーで爆発的な加速と驚くほどのグリップ力を実現した、高速時の安定性と低速時の敏捷性に優れたバイクです。1xSRAM Forceドライブトレイン、DT Swiss 470 ホイール、Vittoria 33cタイヤのため、超軽量で信頼性の高いパーツ構成。メーカーリンク>>

以上が、初心者におすすめのシクロクロスバイクの代表的なモデルです。自分のライディングスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。また、シクロクロスバイクはオフロード走行に向いたロードバイクであるため、安全性にも十分に配慮し、ライディングを楽しみましょう。

初心者向け ロードバイク選びまとめ

ロードバイクには、ロードレーサー、エンデュランスロードバイク、グラベルロードバイク、トライアスロンバイク、シクロクロスバイクなど、多くの種類があります。それぞれに特徴があり、用途に応じて選ぶことが大切です。その上で、適切なサイズ選びをするようしてください。

レースや速く走ることに興味があるならロードレーサー、シクロクロスをやりたいならシクロクロスバイクがおすすめです。もしレースには興味がなく、更にスピードよりも快適に乗ることを重要視するならエンデュランスロードバイクやグラベルロードバイクがよいでしょう。

初心者がロードバイクを選ぶ際には、自分がしたいライディングスタイルや予算、好みに合わせて選ぶことが大切です。また、ロードバイクは安全性にも十分に配慮して、正しい姿勢や装備、ライディングマナーを身に付けることも重要です。

ロードバイクは、スピード感や快適性を楽しめる自転車であり、多くの人々に愛されています。自分に合ったロードバイクを選び、安全に走行することで、健康づくりやストレス解消に役立ててみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

20年ぶり?にMTBに跨り2021年よりチャレンジクラスからエリートライダーを目指すアラフィフ男子。愛車はS-Works EPIC(クロカン用), S-WORKS STUMPJUMPER(エンデューロ&トレイル用), TARMAC SL6 SPORT DISC(ロード) ※いずれもSPECIALIZED。

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